函 館 市
2018-2027
ことができる環境を整えるためには,あらゆる分野
において男女共同参画の視点は不可欠なものと考え
ております。
本市では,平成10年に「∼男女共同参画社会をめ
ざす∼はこだてプラン21」を,平成17年には,
「函館市男女共同参画推進条例」を,さらに平成20
年には,同条例に基づく「第2次函館市男女共同参画
基本計画∼はこだて輝きプラン」を策定し,各種施策
を推進してまいりました。
一方,国においては,平成27年8月に「女性の職
業生活における活躍の推進に関する法律」いわゆる
「女性活躍推進法」が成立し,社会のなかで,女性の
活躍がより一層期待される状況となっております。
このたび策定いたしました「第3次函館市男女共同
参画基本計画∼はこだて輝きプラン」は,前計画のめ
ざすべき将来像「男と女 ともに輝く 豊かなまち」
を継承するとともに,女性活躍推進法への対応等を踏
まえ,社会情勢に即した取り組みを推進することとし
ております。
今後は,この新たな計画のもと,人権が尊重され,
性別にかかわらず誰もが社会のあらゆる分野に参画で
き,安心して暮らすことができる男女共同参画社会の
実現に向けて,力を尽くしてまいりますので,ご理解
とご協力のほど,よろしくお願い申し上げます。
本計画の策定にあたり,函館市男女共同参画審議会
委員の皆様をはじめ,貴重なご意見をいただきました
市民の皆様ならびに関係各位に心からお礼を申し上げ
ます。
平成30年3月
ひと ひと目 次
目
2018-2027
2018-2027
はこだて
プラン
計画策定の背景
1
2
計画策定の趣旨
第2次函館市男女共同参画基本計画「はこだて輝きプラン」の検証
2
3
第 章
1
計画の基本的な考え方
1
2
3
4
5
計画の位置づけ
計画の期間
計画の将来像
計画の基本目標
施策の体系図
6
6
6
6
10
第 章
2
施策の展開
基本目標
1
推進の方向
1
推進の方向
2
推進の方向
3
事業概要
基本目標
2
推進の方向
1
推進の方向
2
推進の方向
3
推進の方向
4
事業概要
人権尊重と男女平等の意識づくり
男女共同参画意識の啓発
男女共同参画の視点に立った教育・学習の充実
人権尊重と暴力等の根絶
基本目標1に対応する具体的な取り組み
あらゆる分野への男女共同参画の促進
政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
雇用等の場における男女共同参画の促進
多様なニーズを踏まえた就業環境の整備
地域社会等への男女共同参画の促進
基本目標2に対応する具体的な取り組み
12
14
16
18
22
24
26
28
30
参 考 資 料
関 連 法 令
函館市男女共同参画審議会委員名簿
第3次函館市男女共同参画基本計画策定の経過
男女共同参画行政のあゆみ
函館市男女共同参画推進条例
男女共同参画社会基本法
北海道男女平等参画推進条例
女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 (抄)
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律 (抄)
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 (抄)
52
53
54
58
62
66
70
75
81
資料編
計画の推進
1
2
計画の推進体制
計画推進のための取り組み
48
49
第 章
4
1
2
第 章
1
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
計画策定の背景
計画策定の趣旨
本市では,性別を問わず,誰もが自らの意思によって,社会のあらゆる分野における活動に
参画する機会が確保され,そのことにより,男女が均等に政治的,経済的,社会的および文化
的利益を受けることができ,かつ,ともに責任を担う社会の実現をめざし,平成10年に
「∼男女共同参画社会をめざす∼はこだてプラン21」を策定し,各種施策を推進してきまし
た。
さらに,平成17年には「函館市男女共同参画推進条例」を制定するとともに,平成20年
には,その条例に基づく「第2次函館市男女共同参画基本計画∼はこだて輝きプラン」を策定
し,条例に掲げる基本理念を踏まえ,「人権尊重と男女平等の意識づくり」,「あらゆる分野
への男女共同参画の促進」,「多様な生き方が選択できる環境づくり」の3つを基本目標に,
男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めてきました。
また,全国的には,平成11年に男女共同参画社会基本法が制定され,法に基づき,各般の
施策が進められてきているところですが,人口減少や少子高齢化が進展し,共働き世帯の増加
をはじめ,女性の社会進出が進んできている状況や,男性の子育てや介護への参画が必ずしも
十分ではないことなど,様々な社会状況の変化により,男女共同参画を取り巻く課題が多様化
しています。
こうした状況のなか,国においては,平成27年8月に,女性が職業生活で個性と能力を十
分に発揮し,活躍できる環境を整備するため「女性の職業生活における活躍の推進に関する法
律」(以下「女性活躍推進法」という。)が制定されました。
本市においても,引き続き男女共同参画社会の実現をめざし,社会情勢の変化を受け,多様
化する課題に対応するため,総合的かつ計画的に施策を推進することとし,新たな「男女共同
参画基本計画」を策定するものです。
計画策定の趣旨
1
計画策定の背景
第 章
1
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
「はこだて輝きプラン」では,「男と女 ともに輝く 豊かなまち」をめざすべき将来像
に,3つの基本目標を掲げ,各種施策を推進してきたところであり,平成28年度には,基本
目標にかかわる29の主要施策のもと247事業を実施し,計画に掲げた事業は概ね実施する
ことができました。
こうした取り組みにより,市民の男女共同参画意識は,少しずつ浸透してきていますが,
「平成28年に実施した男女共同参画に関する市民・事業者意識調査」(以下「市意識調査」
という。)の結果から,男女平等に関する価値観についての市民意識は,学校教育以外の分野
は,すべて「男性優遇」と感じている割合が高いほか,「男は仕事,女は家庭」という性別に
よる固定的役割分担意識も依然として男性に残っており,また,仕事と生活の調和(ワーク・
ライフ・バランス
(注))が実現できていない状況にあります。
さらに,本市の各種審議会等における女性登用率や市職員・学校における女性管理職の割合
などは,「女性人材リスト」の活用や「女性活躍推進法に基づく函館市特定事業主行動計画」
の策定などにより,増加してきているものの,目標値には達していない状況にあります。
このため,今後とも引き続き「はこだて輝きプラン」を継承し,男女共同参画の意識づくり
を重点に,男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めていく必要があります。
注)ワーク・ライフ・バランス/一人ひとりが,やりがいや充実感を感じながら働き,仕事上の責任を果たす とともに,家庭や地域生活などにおいても,子育て期,中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き 方が選択・実現できる状態。
ひと ひと
第2次函館市男女共同参画基本計画「はこだて輝きプラン」の検証
2
計画の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
「男女共同参画啓発パネル展」
トピックス①
「小・中学生向け男女共同参画啓発誌」
1
3
4
5
2
第 章
2
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
計画の基本的な考え方
計画の位置づけ
計画の将来像
計画の基本目標
この計画は,函館市男女共同参画推進条例第8条の規定に基づき,男女共同参画の推進に関
する施策を,総合的かつ計画的に推進するため策定するもので,国の「第4次男女共同参画基
本計画」および「第3次北海道男女平等参画基本計画」を勘案するとともに,第2次函館市男
女共同参画基本計画「はこだて輝きプラン」を継承して策定するものです。
また,この計画は,「函館市基本構想(2017∼2026)」を踏まえ,本市の他の諸計
画との整合を図るとともに,女性活躍推進法第6条第2項に基づく「市町村推進計画」(女性
活躍推進計画)として,位置づけるものです。
この計画は,2018年度(平成30年度)から2027年度(平成39年度)までの10
年間としますが,中間年度で検証するとともに,社会情勢の変化や計画の推進状況を踏まえ,
必要に応じて見直すこととします。
この計画の推進によってめざすべき将来像は,
男と女 ともに輝く 豊かなまち
と定めます。
函館市男女共同参画推進条例では,
1 「男女の人権の尊重」
2 「社会における制度または慣行についての配慮」
3 「政策等の立案決定への共同参画」
4 「家庭生活とその他の活動の両立」
5 「性に関する理解と尊重」
6 「国際社会の動向への留意」
を男女共同参画推進の基本理念に掲げており,この計画ではこの6つの基本理念を踏まえ,次
の3つを基本目標とし,かつ重点的に取り組むべき推進の方向として5つを重点項目に掲げ,
男女共同参画社会の実現をめざします。
ひと ひと
計画の位置づけ
1
計画の期間
2
計画の将来像
3
計画の基本目標
4
計画の基本的な考え方
第 章
2
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
男女共同参画社会の実現には,男女が個人として尊重され,お互いに対等な存在,パート
ナーとして認識することが出発点であり,男性も女性も,個人として自分の人生を選択する力
を持つことが重要です。
このため,社会教育や学校教育などあらゆる場において,男女共同参画の視点に立った学習
機会を充実するとともに,職場や家庭・地域などにおける性別による固定的役割分担意識の解
消を図ります。
また,社会制度や慣行が男女共同参画社会の形成を阻害することのないよう,男女共同参画
意識の啓発を進めるとともに,ドメスティック・バイオレンス(以下「DV」という。)やハ
ラスメント,性暴力被害者やストーカー被害者などの救済と自立に向けた支援体制の強化と相
談体制の充実に努め,人権侵害のない,誰もが男女平等を実感できる社会をめざします。
また,性的少数者(LGBT
(注))への理解と尊重に努め,自分らしい生き方を自らで選択
し,実現できるよう,理解の促進に努めます。
注)LGBT/L=レズビアン,G=ゲイ,B=バイセクシュアル,T=トランスジェンダーの頭文字をつないだ言 葉で,性的少数者を意味する。
条例の基本理念
1 男女の人権の尊重
2 社会における制度または慣行についての配慮
5 性に関する理解と尊重
人権尊重と男女共同参画の意識づくり
基本目標
1
計画の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
重点項目① 男女共同参画意識の啓発
性別による固定的役割分担意識は,「市意識調査」の結果では,「男は仕事,女は家庭」
に肯定的な考え方の割合は,平成23年実施の調査結果よりも,減少傾向にありますが,女
性より男性が肯定的に捉えている割合が高く,また,「男女共同参画」という言葉の認知度
についても,全体の約4割が聞いたことがないと回答していることから,意識啓発の取り組
みについて,より一層推進していきます。
重点項目② 人権尊重と暴力等の根絶
男女共同参画社会の実現には,男女が社会の対等な構成員として,その個性と能力を十分発
揮し,社会のあらゆる分野において参画することが必要です。
このため,各種審議会等への女性登用率の向上など政策・方針決定過程への男女共同参画の
促進をはじめ,「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」(以
下「男女雇用機会均等法」という。)や「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働
者の福祉に関する法律」(以下「育児・介護休業法」という。)のほか,「女性活躍推進法」
など雇用に関わる法制度の周知・啓発に努めるとともに,女性に対しては妊娠中または出産後
も安心して働き続けるために,母性健康管理の推進や再チャレンジ・起業の支援,また男性に
対しては働き方の見直しなど,男女が対等なパートナーとして働くことができるよう仕事と生
活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のための就業環境の整備を促進します。
さらに,地域活動においては,防災や防犯などの分野への女性の参画拡大や,子育て期の男
性の地域参画を進めるなど,これまで以上にあらゆる分野への男女共同参画をめざします。
なお,2015年(平成27年)に,国連サミットにおいて,「持続可能な開発のための
2030アジェンダ」が採択され,このなかに掲げられた「持続可能な開発目標(SDG
s)
(注1)」では,政治,経済,公共分野での意思決定の場において完全かつ効果的な女性の参画
等をターゲットとした「ジェンダー
(注2)平等」などの目標が定められており,この計画の推進
を通じて目標の達成をめざします。
注1)「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」/2015年9月に国連で採択され た,先進国を含む2030年までの国際社会全体の開発目標。17のゴール(目標)とその下位目標である169 のターゲットから構成。
注2)ジェンダー/人間には生まれついての生物学的性別がある。一方,社会通念や慣習のなかには,社会によって 作り上げられた「男性像」,「女性像」があり,このような男性,女性の別を「社会的性別」(ジェンダー/ gender)という。
「社会的性別」は,それ自体が良い,悪いの価値を含むものではなく,国際的にも使われている。
条例の基本理念
2 社会における制度または慣行についての配慮
3 政策等の立案決定への共同参画
4 家庭生活とその他の活動の両立
6 国際社会の動向への留意
あらゆる分野への男女共同参画の促進
基本目標
2
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
重点項目③ 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
各種審議会等の女性の登用については,第2次基本計画の数値目標30%に対して,平成
28年度の実績で,24.7%となっており,引き続き女性の参画拡大へ向けた取り組みを
推進していきます。
重点項目④ 雇用等の場における男女共同参画の促進
男女共同参画社会の実現には,男女が共に家事・育児・介護を担っていくことが大切です。
このため,人口減少と少子高齢化がより一層進行し,私たちを取り巻く環境が急速に変化す
るなかでも,安心して子育て・介護を行うための学習機会を提供するほか,子育て支援サービ
スや介護支援体制の充実を図るとともに,ひとり親家庭の自立支援や,高齢者や障がいのある
人が安心して暮らせる環境づくりを進めます。
また,誰もが生涯を健やかに暮らすためには,日頃からの心身の健康づくりが重要です。性
感染症や薬物乱用等の健康を脅かす問題についての啓発など,生涯を通じた健康の保持増進を
図ります。特に女性に対しては,妊娠・出産等に応じた適切な健康支援に努めます。
このような取り組みにより,ライフスタイルや価値観の多様化に対応した生き方を選択でき
る社会をめざします。
※各重点項目は,「施策の体系図」の「推進の方向」の項目と同じ。
条例の基本理念
2 社会における制度または慣行についての配慮
4 家庭生活とその他の活動の両立
5 性に関する理解と尊重
多様な生き方が選択できる環境づくり
基本目標
3
計画の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
重点項目⑤ 少子・超高齢社会における男女の自立支援
少子高齢化はますます進行するなか,男女が安全・安心して暮らせる環境整備のほか,誰
もが心身の健康を維持しながら,生きがいを持って自分が望む生き方を選択できる社会づく
りが重要となってきます。
施策の体系図
5
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
男
と
女
と
も
に
輝
く
豊
か
な
ま
ち
ひ
と
ひ
と
将来目標 基本目標 推進の方向 主要施策
1人 権 尊 重と 男女共同参 画の意識づ くり
3多 様な生き 方が選択で きる環境づ くり 2あらゆる分
野への男女 共同参画の 促進
【女性活躍 推進計画】
⑵男女共同参画の視点に 立った教育・学習の充実
⑶人権尊重と暴力等の 根絶
⑴政策・方針決定過程 への女性の参画の拡大
⑵雇用等の場における 男女共同参画の促進
⑶多様なニーズを踏まえ た就業環境の整備
⑷地域社会等への男女 共同参画の促進
⑴少子・超高齢社会に おける男女の自立支援
⑵生涯を通じた男女の 健康支援
⑴男女共同参画意識の 啓発
①意識改革のための啓発
②職場・家庭・地域等における社会制度や慣行の見直し
③男女の人権尊重の視点に立った表現の取り組み
①男女共同参画の視点に立った家庭や地域における教育・学習の充実
②男女共同参画の視点に立った学校教育等の充実
①ドメスティック・バイオレンスやハラスメントの被害者, 性暴力被害者等への支援体制の強化・充実
②互いの性を尊重する意識の啓発
③性的少数者への理解の促進
①各種審議会等委員への女性の登用促進
②女性の人材育成
③職場等における女性の登用促進
①働く場における男女の均等な就業機会と待遇の確保
②働く女性の母性健康管理の推進
③仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のための長時間労働の 是正等就業環境の整備
④雇用に関わる法制度等の周知・啓発および相談体制の充実
①正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の 解消に向けた啓発
②女性の再チャレンジ支援
③女性の起業支援の充実
④様々な雇用形態における女性の就業環境の改善
①地域社会への男女共同参画の促進
②地域防災や防犯などの分野における男女共同参画の促進
③男女共同参画に関する国際交流活動の促進
①安心して子育て・介護ができる環境づくり
②ひとり親家庭における自立の支援
③高齢者や障がいのある人が安心して暮らせる環境づくり
①生涯を通じた男女の健康の保持・増進
②妊娠・出産等に関する健康支援
③健康を脅かす問題についての啓発
推進体制
1 函館市男女共同参画審議会 2 男女共同参画の拠点施設の機能充実 3 庁内推進体制
1
3
2
第 章
3
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
施策の展開
人権尊重と男女共同参画の意識づくり
基本目標
基本目標
基本目標
多様な生き方が選択できる環境づくり
■
現況と課題
本市においては,関係団体等との連携により,市民向けの意識啓発事業や,様々な手法で男
女共同参画意識づくりの取り組みを推進していますが,「市意識調査」では,「男女共同参
画」という言葉の認知度は,市民の40.5%が「聞いたことがない」と回答しており,男女
共同参画への理解と市民意識の向上を図るための取り組みが,まだまだ必要な状況にありま
す。【図表−1】
さらに,「男は仕事,女は家庭」という考え方を市民の36.2%が否定的に受け止めてお
り,性別による固定的役割分担意識は,少しずつ変化していますが,女性より男性に肯定的な
意識が根強く残っており,男女共同参画に関する男性の理解の促進をさらに図っていくことが
必要です。【図表−2】
近年は共働きの世帯数が専業主婦の世帯数を上回っており,共働き世帯は増加傾向にありま
すが,職場や家庭などでの性別による固定的役割分担意識は,男性の家事・育児・介護等への
参画が進まず,男性にとっても,長時間労働やワーク・ライフ・バランスの実現が難しくなる
ことから,男女が共に暮らしやすい社会に向け,意識の改革が必要となってきます。
【図表−3】
少子高齢化が進行するなかで,女性も社会において貴重な労働力として期待されており,こ
れからは,男女が共にその個性と能力に応じて社会のあらゆる場で活躍し,喜びも社会的責任
も共に分かち合うという共通認識が必要となっています。
また,情報化が進行するなか,私たちの生活はマスメディアからの影響を非常に大きく受け
ていますが,そのマスメディアからもたらされる膨大な情報のなかには,性別役割分担の固定
的なイメージを植え付ける表現や差別的な表現など,男女の人権を侵害するおそれのある表現
なども見受けられます。このため,マスメディアや報道に携わる人たちはもとより,行政など
情報を提供する側が,社会に及ぼす影響について十分配慮すると同時に,情報を受け入れる側
においても,男女共同参画の視点をもって情報を主体的に判断することができる能力(メディ
ア・リテラシー)を向上させることが必要です。
人権尊重と男女共同参画の意識づくり
基本目標
1
1
推進の方向
男女共同参画意識の啓発
「男女共同参画」の言葉の認知度について(函館市)
1
施策の展開
第 章
3
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
図表
全 体
女 性
男 性
資料:「男女共同参画に関する市民・事業者意識調査報告書」(平成28年度)
100 80
60 40
20
0 (%)
29.8
25.2
36.2
28.7 29.6
28.2
聞いたことがない 40.5
44.4
34.7
1.0
0.7
全体n=778 女性n=432 男性n=326 0.9
無回答 聞いたことがあるが
意味は知らない 聞いたことがあり
■
基本的な方向性と主要施策
各種媒体を活用するなど,様々な機会を捉えて,男女共同参画の理解を促し,より一層の周
知を図るため,広報・啓発に努めます。
また,男性の家事・育児等へのさらなる参画を促すための学習機会の提供など,男女共同参
画への男性の理解の促進と意識改革に努めます。
さらに,女性の人権尊重や青少年の健全育成のため,図書やインターネット情報などの監視
やメディア・リテラシーの向上を図り,環境の浄化に努めます。
① 意識改革のための啓発
② 職場・家庭・地域等における社会制度や慣行の見直し
③ 男女の人権尊重の視点に立った表現の取り組み
「男は仕事,女は家庭」という考え方について(函館市)
2
共働き世帯数の推移について(函館市)
3
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
図表
図表
第3条 男女共同参画は,次に掲げる基本理念にのっとり推進されなければならない。
(1) 男女が一人の自立した個人として尊厳が重んぜられること,直接的にも間接的にも男女が性別による差別的 取扱いを受けないこと,男女が共に社会的文化的に形成された性別にとらわれず個人として能力を発揮する機 会が確保されることその他の男女の人権が尊重されること。
(2) 社会における制度または慣行が,性別による固定的な役割分担等を反映して,男女の社会における活動の選 択に対して中立でない影響を及ぼすことにより,男女共同参画を阻害する要因となるおそれがあることを考慮 し,社会における制度または慣行が男女の社会における活動の選択に対して及ぼす影響をできる限り中立なも のとするように配慮しなければならないこと。
第11条 市は,男女共同参画の推進について,市民および事業者の理解を深めるため,社会のあらゆる分野におい て,情報の提供,広報,啓発活動その他の適切な措置を講じなければならない。
<函館市男女共同参画推進条例>
全 体
女 性
男 性
資料:「男女共同参画に関する市民・事業者意識調査報告書」(平成28年度)
100 80 60 40 20 0 (%) 5.3 3.0 8.0 21.3 18.8 24.5
20.1 反対16.1 どちらともいえない36.6
22.9 16.4 38.4
15.6 15.6 35.9
0.6
0.5
全体n=778 女性n=432 男性n=326 0.3
無回答 賛成 どちらかといえば どちらかといえば反対
賛成
肯定的 否定的
資料:国勢調査
昭和60 20 30 40 50 60 70 (%)
平成2 7 12 17 22 27 (年)
33.8
36.7 38.1 36.6
37.2 37.7 39.8 54.3
48.0 45.4
41.6
37.3
33.2 30.3 夫・妻とも就業
夫か妻のどちらかが就業 備考)
1.各年度ごとの国勢調査の結果よ り算出。
■
現況と課題
「市意識調査」における男女の地位の平等感については,学校教育においては6割以上の人
が平等になっていると感じているものの,家庭や職場さらに社会全体でも平等感がまだまだ低
いのが実態となっており,内閣府調査との比較では,すべての分野で平等感が低い状況になっ
ています。【図表−4】
ライフスタイルや価値観が多様化しているなかで,生涯にわたり主体的で多様な生き方を選
択するためには,一人ひとりが性別による固定的役割分担意識にこだわることなく,その能力
を発揮できるような社会全体の意識変革が必要となります。
このため,家庭,地域,職場において,男女共同参画の意識啓発を進めていくことが重要で
あり,特に次代を担う子どもたちには,男女の平等感や人権を尊重する心を育む教育を行うこ
とが大切です。
2
推進の方向
男女共同参画の視点に立った教育・学習の充実
男女の地位の平等感
4
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
図表
①家庭生活
内閣府調査(平成28年9月) 函館市調査(平成28年8月) 10.0
7.8
どちらかといえば男性 39.2 35.7
平等になっている
26.6 5.9 14.3 1.7 2.3
47.4 5.9 0.8
2.4
②職場環境
内閣府調査(平成28年9月)
函館市調査(平成28年8月) 18.9
15.1
43.1 41.5
17.2 4.2 11.6 3.1
29.7 4.1 9.0
0.6 1.9
③学校教育
内閣府調査(平成28年9月) 函館市調査(平成28年8月)
2.3
2.5
9.6 13.5
65.0
2.1
17.0 3.3
66.4
2.9
14.4
0.3 0.6
④社会活動
内閣府調査(平成28年9月) 函館市調査(平成28年8月) 9.3
6.8
31.6 26.7
32.5 4.0 17.9 3.3
47.2 10.5 7.5
1.3 1.4
⑤制度上
内閣府調査(平成28年9月) 函館市調査(平成28年8月) 12.7
10.6
35.5 34.7
24.7 5.3 15.7 4.0
40.8 5.0 8.3
0.7 2.2 男性が優遇されている どちらかといえば女性
■
基本的な方向性と主要施策
講演会や各種講座など様々な機会を捉えて,男女共同参画に関する意識高揚を図ります。
また,学校においては教職員に対し,男女共同参画に対する正確な理解の浸透を図るほか,
児童生徒に対しては,学習指導要領に基づき,男女の平等や相互の理解・協力について適切に
指導するとともに,キャリア教育の推進にあたっては,就職後に必要となる育児や介護などの
制度に関する学習機会の提供に努めるなど,発達段階に応じて,男女共同参画の視点に立った
教育の充実に努めます。
① 男女共同参画の視点に立った家庭や地域における教育・学習の充実
② 男女共同参画の視点に立った学校教育等の充実
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
第3条 男女共同参画は,次に掲げる基本理念にのっとり推進されなければならない。
(1) 男女が一人の自立した個人として尊厳が重んぜられること,直接的にも間接的にも男女が性別による差別的 取扱いを受けないこと,男女が共に社会的文化的に形成された性別にとらわれず個人として能力を発揮する機 会が確保されることその他の男女の人権が尊重されること。
第14条 市は,市民への基本理念の普及を図り,男女共同参画についての理解を深めるため,男女共同参画に関する 教育の推進その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする。
2 市民は,生徒,児童および幼児(以下「生徒等」という。)に対し,基本理念の普及を図り,男女共同参画につ いての理解を深めるため,家庭および地域において,男女共同参画の推進に関する教育を行うよう努めなければな らない。
3 学校または保育所を設置し,または管理する者は,生徒等の発達段階に応じた男女共同参画に関する教育の推進 に努めなければならない。
4 市は,前2項の規定による男女共同参画に関する教育の推進を支援するため,情報の提供,助言その他の必要な 措置を講ずるよう努めなければならない。
<函館市男女共同参画推進条例>
資料:「男女共同参画に関する市民・事業者意識調査報告書」(平成28年度)(函館市) 「男女共同参画社会に関する世論調査」 (平成28年度)(内閣府)
100 80
60 40
20
0 (%)
男性が優遇されている 28.9
⑥政治の場
内閣府調査(平成28年9月) 函館市調査(平成28年8月)
27.1
どちらかといえば男性 41.8
46.3
平等になっている 16.2
1.2
9.6
2.2 0.1
18.9 5.4
2.0 0.3
⑦社会通念
内閣府調査(平成28年9月)
函館市調査(平成28年8月) 20.2
17.6
44.1 52.8
17.1 2.2
13.1
2.6
21.8
2.8
4.6
0.4 0.8
⑧社会全体
内閣府調査(平成28年9月)
函館市調査(平成28年8月) 19.8 50.3 64.5
9.7
11.1 3.5 12.3
1.9
1.7 21.1
2.8 0.2 1.2 どちらかといえば女性
女性が優遇されている どちらともいえない 無回答
■
現況と課題
近年,法律や制度上での男女共同参画は進んできましたが,男女の性別役割分担意識は根強
く残っており,配偶者等からの暴力(DV)や,職場等において地位を利用した悪質なハラス
メントなどによる被害は後を絶ちません。
平成13年には,「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」が施行され,
DVに対する問題意識も高まり,本市においても「函館市配偶者等からの暴力対策関係機関協
議会」を設置し,関係機関が連携して被害者の支援に努めているほか,平成25年には,「函
館市配偶者暴力相談支援センター」を設置するなど,取り組みの強化を図っております。
こうした状況のなか,本市におけるDVの相談件数は,平成19年の1,880件から増加を
続け,平成24年には5,581件に達し,その後減少傾向にあるものの,年間4,000件以上
で推移しています。さらに,「市意識調査」においても女性の約16.0%(約6人に1人)が
「直接経験したことがある」と回答しています。女性に対する暴力は,これまでの社会全体の
風土・慣行にも起因していると考えられますが,こうした問題は,「家庭の問題」,「個人の
問題」として潜在化しがちで,実態の把握は難しい状況にあります。【図表−5,6】
しかし,どのような間柄であっても暴力は許されるものではなく,DVのみならず性暴力被
害やストーカーなどによる被害も深刻な社会問題であり,男女の人権尊重と暴力防止の意識啓
発はもとより,被害者の救済と自立に向けた支援体制の整備が必要です。
また,セクシュアル・ハラスメントは女性と男性の間に認識の差が大きく,弱い立場の女性
が被害者になることが多く,「市意識調査」においても女性の18.5%(約5人に1人)が
「直接経験したことがある」と回答しています。【図表−7】
このため,セクシュアル・ハラスメントをはじめとするハラスメント防止に向けて企業など
への意識啓発をはじめ,社会全体で取り組むことが必要です。
さらには,一人ひとりが多様な生き方を選択できるように,性的少数者への理解の促進に努
め,差別や偏見のない社会づくりが必要です。
3
推進の方向
人権尊重と暴力等の根絶
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
函館市におけるドメスティック・バイオレンスに係る相談
および緊急一時保護件数の推移(函館市)
5
図表0
平成19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 (年) 6,000
5,500 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500
(件)
資料:函館市子ども未来部子育て支援課
1,880
58 54 50 60 57 60 56 63 58 52 2,904
3,976
4,771 4,627 5,581
4,818 4,902 4,745 4,310 相談件数
■
基本的な方向性と主要施策
講演会等の開催により,DVやハラスメントが人権問題であることの認識を広めるととも
に,若年層に対し,配偶者や交際相手からの暴力の問題について考える機会を提供することは
有益であることから,裾野を広げた啓発活動により,予防に努めます。
また,関係機関との連携を密にし,性暴力被害やストーカー等を含めた被害者支援のため
の,相談体制の充実や支援体制の強化に努めます。
さらには,性的少数者など社会的少数者を含めて,互いの性を尊重することができる意識を
啓発します。
① ドメスティック・バイオレンスやハラスメントの被害者,性暴力被害者等への支援体制の
強化・充実
② 互いの性を尊重する意識の啓発
③ 性的少数者への理解の促進
ドメスティック・バイオレンスの実態(函館市)
6
セクシュアル・ハラスメントの実態(函館市)
7
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
図表
図表
第3条 男女共同参画は,次に掲げる基本理念にのっとり推進されなければならない。
(1) 男女が一人の自立した個人として尊厳が重んぜられること,直接的にも間接的にも男女が性別による差別的 取扱いを受けないこと,男女が共に社会的文化的に形成された性別にとらわれず個人として能力を発揮する機 会が確保されることその他の男女の人権が尊重されること。
(5) 男女が互いの性について,理解を深め,尊重し合うことにより,生涯にわたり人格の尊厳を保つことができ るようにすること。
第7条 何人も,社会のあらゆる分野において,性別を理由とする差別的取扱い,セクシュアル・ハラスメントおよ びドメスティック・バイオレンスを行ってはならない。
<函館市男女共同参画推進条例>
0 20 40 60 80 100 (%)
資料:「男女共同参画に関する市民・事業者意識調査報告書」(平成28年度)
女性n=432 男性n=326 直接経験したことがある
直接経験したことはない
無回答 女性
男性
0 20 40 60 80 100 (%)
資料:「男女共同参画に関する市民・事業者意識調査報告書」(平成28年度)
女性n=432 男性n=326 直接経験したことがある
直接経験したことはない
無回答 女性
男性 18.5
2.5
78.5
90.8 3.0
6.7
1.6 1.2
82.4 90.5 16.0
主要施策①
意識改革のための啓発
主要施策②
職場・家庭・地域等における社会制度や慣行の見直し
事業概要
基本目標に対応する具体的な取り組み
人権尊重と男女共同参画の意識づくり
基本目標
1
1
推進の方向
男女共同参画意識の啓発
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
各種講座の開催
職場・地域等における
慣行の見直し
○社会の様々な場で男女共同参画を阻害する要因となる
社会制度や慣行等を見直すための各種講座の開催
・男女共同参画に関する出前講座の開催
○意識調査および意識啓発
○職場や地域等への資料等の貸出し
・情報誌,関係図書の貸出し
市 民 部
市 民 部
講演会,講座等の開催
啓発活動の促進
男性の家庭参画への
促進
情報の提供
マスメディア等の活用
○男女共同参画フォーラムの開催
○ドメスティック・バイオレンスやセクシュアル・ハラスメントが
人権侵害であることの社会的認識を深めるための講座
・出前講座の開催
○男女共同参画情報誌「マイセルフ」の発行
・「マイセルフ」の発行
○男女共同参画啓発誌(小・中学生版)の発行
○啓発資料等の貸出し
・情報誌,関係図書の貸出し
○男女共同参画パネル展の開催
○男性を対象とした講座の開催
○子育て支援講座の開催
○両親学級の開催
○最新情報の発信,提供
・メールマガジンによる,関連情報等のタイムリーな情報の
発信,提供
○市政広報テレビ・ラジオ番組,プレスリリースのほか,
市ホームページや広報紙等を活用した男女共同参画に
関する広報・啓発活動
市 民 部
市 民 部
市 民 部
子ども未来部
市 民 部
企 画 部
市 民 部
主な事業の概要
事 業 内 容
所管部局
主要施策③
男女の人権尊重の視点に立った表現の取り組み
主要施策①
男女共同参画の視点に立った家庭や地域における教育・学習の充実
2
推進の方向
男女共同参画の視点に立った教育・学習の充実
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
男女共同参画意識に
基づく表現への配慮
啓発活動の促進
有害図書等の監視
および環境浄化
○市の新規採用職員研修における「表現のガイドライン」
の周知
○男女共同参画情報誌「マイセルフ」の発行
○啓発資料等の貸出し
・情報誌,関係図書の貸出し
○男女共同参画パネル展の開催
○有害図書等の監視・環境浄化の取り組み
・有害図書等立入調査の実施
・環境浄化モニターによる観察活動の実施
市 民 部
市 民 部
子ども未来部
講演会,講座等の開催
託児体制の整備
啓発活動の促進
○男女共同参画社会への意識づくり
・男女共同参画フォーラムの開催
・女性センターでの講座の開催
・公民館,図書館等での講座の開催
○デートDVなどドメスティック・バイオレンスを防止するため
の講座の開催
○妊娠中の健康管理や出産・育児に関する知識の普及
・両親学級の開催
○講座等の開催時における託児体制の整備
・主催講座等における託児の実施
○男女共同参画情報誌「マイセルフ」の発行
○男女共同参画啓発誌(小・中学生版)の発行
○啓発資料等の貸出し
・情報誌,関係図書の貸出し
○男女共同参画パネル展の開催
市 民 部
生涯学習部
子ども未来部
子ども未来部
市 民 部
市 民 部
主な事業の概要
事 業 内 容
所管部局
主要施策②
男女共同参画の視点に立った学校教育等の充実
主要施策①
ドメスティック・バイオレンスやハラスメントの被害者・性暴力被害者等への
支援体制の強化・充実
3
推進の方向
人権尊重と暴力等の根絶
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
各種講座の開催
男女共同参画意識の
啓発,醸成
進路指導の充実
教職員研修の充実
○男女共同参画に関する出前講座の開催
○ワーク・ライフ・バランスに関する出前講座の開催
・ワーク・ライフ・バランスアドバイザーの派遣による開催
○市内中学校を対象に健康教育を実施
・思春期教室の実施
○小学生に対するあらゆる暴力に対する予防教育
○教科指導における男女共同参画意識の醸成
○学校行事運営,児童・生徒会活動の促進
○家庭科教育の推進
○人間教育としての性教育の充実
○男女の別なく個人の能力,適性に応じた進路指導の充実
○職業観の育成
○進路・就職情報の提供
○人権尊重,男女共同参画に関する教職員の認識を深め
る研修の充実
市 民 部
子ども未来部
学校教育部
学校教育部
学校教育部
関係機関との
ネットワークの構築
民間団体への支援
苦情等への対応
相談支援体制の充実
DV防止のための
啓発活動
○配偶者等からの暴力対策関係機関協議会代表者会議
等の開催
○要保護児童対策地域協議会代表者会議等の開催
○性暴力被害防止対策協議会代表者会議等の開催
○民間女性シェルターに対する運営補助
○男女共同参画苦情処理制度の活用
○母子・父子自立支援・女性相談室の設置
○性暴力被害者支援相談員の配置
○DVや様々な虐待に悩む人のための相談
○市職員を対象としたハラスメント相談窓口
○啓発パンフレットの作成発行や相談窓口に関する周知用
携帯カードの発行
子ども未来部
子ども未来部
市 民 部
子ども未来部
市 民 部
総 務 部
子ども未来部
主な事業の概要
事 業 内 容
所管部局
主要施策②
互いの性を尊重する意識の啓発
主要施策③
性的少数者への理解の促進
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
講演会,講座等の開催
相談支援体制の充実
ハラスメントについての
意識啓発
○デートDVなどドメスティック・バイオレンスを防止するため
の講座の開催
○性暴力被害者支援のための講演会の開催
○小学生に対するあらゆる暴力に対する予防教育
○市内中学校を対象に健康教育を実施
・思春期教室の実施
○思春期におけるさまざまな問題行動についての適切な
知識の普及
・思春期保健講演会の開催
○多様化する思春期の問題に対応した相談
・思春期保健相談の実施
○啓発資料等の貸出し
・情報誌,関係図書の貸出し
○研修会等への職員の派遣
子ども未来部
子ども未来部
市 民 部
主な事業の概要
事 業 内 容
所管部局
啓発活動の促進
○性的少数者への理解の促進
・啓発パンフレットの作成発行等による啓発
市 民 部
■
現況と課題
男女共同参画社会を実現するためには,男女が社会の対等な構成員として,その個性と能力
を十分に発揮し,社会のあらゆる分野において参画していくことが重要ですが,現状では,市
や事業所の政策・方針決定過程の場における女性の割合は,低い状況にあります。
このようななか,本市では,「はこだて輝きプラン」において「各種審議会等委員への女性
登用率30%」の数値目標を掲げておりますが,平成13年の17.8%から平成17年に
21.5%に上昇後,平成23年に19.2%まで低下したのち,函館市女性人材情報提供事
業(女性人材リスト)の実施などにより,増加傾向にあるものの,今後も引き続き取り組みを
推進する必要があります。【図表−8】
また,市の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合についても,登用が進んできてい
る状況にありますが,平成27年8月には,「女性活躍推進法」が成立し,社会全体で女性活
躍推進の動きが活発化しているなか,市のみならず事業者においても,女性の能力の開発促進と
ともに,能力に見合った女性の登用拡大や,職員のワーク・ライフ・バランスの実現に向けた
取り組みを促進していく必要があります。【図−9,10】
一方では,長年の男性中心の社会のなかで,女性自身も責任ある地位に就いたり,重要な役
割を担うことを敬遠しがちであることも実態としてあります。
しかし,政策・方針決定過程に,男女が社会の対等な立場で参画することは,男女共同参画
社会を実現するうえで,大切な要件の一つであることから,今後,積極的に女性の比率を高め
ていくことが必要です。
あらゆる分野への男女共同参画の促進
基本目標
2
1
推進の方向
政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
審議会委員への女性登用率の推移
8
【女性活躍推進計画】
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
図表
40.0
35.0
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
平成13 15 17 19 21 23 25 26 27 28 (年) (%)
資料:北海道環境生活部くらし安全局 函館市総務部
17.8
20.0 21.5 21.4 20.2 19.2
22.5 23.3 23.9 24.7
21.8 24.0
25.7
30.8 32.2 32.9
35.0 36.3
36.4
37.6
24.7
26.8
30.9 32.3
33.2 33.2
34.1 35.4
36.7
37.2
■
基本的な方向性と主要施策
男女双方の意識改革を進め,特に女性に対しては,社会を担う一員としての自覚と責任をも
ち,政策・方針決定過程へ積極的に参画していくような意識の醸成や,女性の能力開発を進
め,事業者に対しては,関係機関と連携を図りながら,積極的な女性の登用を図るとともに,
女性の登用状況の把握についても理解と協力を求めていきます。
① 各種審議会等委員への女性の登用促進
② 女性の人材育成
③ 職場等における女性の登用促進
函館市の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合
9
函館市内事業所の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合
10
計
画
の
基
本
的
な
考
え
方
施
策
の
展
開
計
画
の
推
進
資
料
編
図表
図表
第3条 男女共同参画は,次に掲げる基本理念にのっとり推進されなければならない。
(3) 男女が,社会の対等な構成員として,市における政策または事業者における方針の立案および決定に共同し て参画する機会が確保されること。
第10条 市は,附属機関その他の諮問機関の委員の委嘱を行う場合には,男女の均衡を図るよう努めるものとする。
<函館市男女共同参画推進条例>
資料:函館市総務部
備考)管理職数は,課長補佐職以上の職員数(=管理職手当の支給をうける職員数)。
区 分
職員総数
うち女性
割合
管理職数
うち女性
割合
平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
3,350人
1,170人
34.9%
273人
27人
9.9%
3,348人
1,169人
34.9%
279人
35人
12.5%
3,414人
1,202人
35.2%
282人
40人
14.2%
3,439人
1,228人
35.7%
281人
42人
14.9%
3,414人
1,212人
35.5%
284人
38人
13.4%
資料:函館市労務状況調査
備考)調査対象事業所のうち,回答のあった事業所の集計結果であり,各年度の回答事業所は一致しない。
区 分
管理職数
うち女性
割合
平成26年度 平成27年度 平成28年度
2,432人
593人
24.4%
2,694人
574人
21.3%
■
現況と課題
労働は生活の経済的基盤であり,人が自立して生きていくための重要な要素であるといえま
す。少子・超高齢社会においては,女性の労働力はより重要なものとなり,本市の労働人口に
おける女性の割合も増加傾向にあります。【図表−11】
また,女性の労働力率について年代別に見た場合,家事・育児等の負担が最も大きい30歳代
で仕事を中断し,その後育児等が一段落してから再就職するといういわゆるM字カーブを描い
ていることが我が国の特徴であり,本市においても同様の傾向が見られます。【図表−12】
一方,産業別の就業状況は,労働人口の減少により,すべての産業で男女ともに就業者数が
減少しているものの,男女の構成比においては,就業者数全体では,女性の比率が高まってき
ています。【図表−13】
しかし,「男女雇用機会均等法」や「育児・介護休業法」の改正など,制度上の男女平等は
整ってきましたが,人々の意識の面では,性別による固定的役割分担意識はいまだ根強く残っ
ているため,働く場においては,職域も限定的なものとなり,また一方では,セクシュアル・
ハラスメントやマタニティ・ハラスメントの被害が生じるなど,女性の能力が十分に発揮でき
る状況になっていない実態があります。
また,女性の雇用形態としてパートタイム労働者など非正規雇用の割合が高いことなどか
ら,賃金や待遇の男女格差が大きくなっており,これらへの対策が求められています。
さらに,長時間労働等の慣行は,男性にとっては,育児や家庭へ参画したいという意欲があっ
ても実現できなくなるほか,女性にとっても,家庭生活の負担が大きくなるなど問題も出てきます。
「市意識調査」によると,全体の41.1%がワーク・ライフ・バランスを実現できていな
いと回答しており,その理由としては,職場に人的な余裕がないため,職場の理解がないと回
答する割合が高くなっています。【図表−14】
このため,男女にとって均等な就業機会と待遇が得られ,また結婚・出産した女性が働き続
けることができるよう,雇用等の場の男女共同参画の促進と,男女が共に働きやすいワーク・
ライフ・バランスの推進など就業環境の整備を進める必要があります。
2
推進の方向
雇用等の場における男女共同参画の促進
函館市の労働人口の推移
11
12
函館市の労働力率の推移
第
2
章
第
3
章
第
4
章
資
料
編
図表 図表
資料:国勢調査
53,321 150,765 97,444 35.4 58,657 99,876 158,533 37.0 60,011 96,046 156,057 38.5 63,411 91,419 154,830 41.0 66,690 158,742 92,052 42.0 64,426 84,519 148,945 43.3 63,155 79,275 142,430 44.3 59,907 72,870 132,777 45.1 56,986
昭和50
200,000(人) (%)50.0
45.0 40.0 35.0 30.0 0.0 100,000 150,000 0 50,000
55 60 平成2 7 12 17 22 27 (年)
66,690
123,676 46.1 女性割合
女性 男性
資料:国勢調査
(%) 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0
0 15-19歳20-24歳
25-29歳30-34歳35-39歳40-44歳45-49歳50-54歳55-59歳60-64歳65歳以上
H12年(男性) H12年(女性) H17年(男性) H17年(女性)
H22年(男性) H22年(女性)